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Va avanti

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チンクエテッレ編 -2

第2日目

cinqueterre

今日は11時前の電車に乗るつもりだったので、早めに起きた。
9時半頃にホテルをチェックアウト。駅まで歩き、駅のそばの
バールでエスプレッソを飲んだ。コルネット(クロワッサン)も
食べたかったのだけど、見るからにパサパサしてる感じだったので
注文しなかった。エスプレッソは80セントぐらい。(約100円)
ユーロになってからの物価の上昇率には驚いてばかり。
3年前ぐらいには、エスプレッソなんて800リラから1000リラ(約70円以下)
だったのに.....。

電車は定刻どおりベルガモを出発。まずはミラノへ。
1時間弱であっという間にミラノに到着。そこで電車を乗り換え、
次はジェノバ行きに乗車する。電車はコンパートメント式で、
私達以外は誰も乗って来なかったのでラッキーだった。
彼は新聞、雑誌を読み続け、私はクロスワードパズル(子供用)を
解いたりしていたら、直ぐに2時間は過ぎジェノバに到着。
そしていよいよモンテロッソめざして、最後の電車に乗り込む。
モンテロッソというのは、チンクエテッレ(5つの村々)の中でも
一番大きい村らしい。といっても人口1600人なんですが....。(笑)
私達はそこに宿を取ったのです。

ジェノバを少し過ぎたあたりから、リグーリア海岸沿いに電車は
走り始め、美しい青い海が見え隠れするようになってくる。
お昼過ぎから少し天気が良くなってきたおかげで、海がキラキラして
とても綺麗で、イタリアの力強い青色の空とマッチして素晴らしい!
美し過ぎる車窓の眺め...。飽きることなく窓にへばりついて、
海を眺めていたら、2時間弱でモンテロッソに到着。

駅の前に海がドカーンと広がっていて、潮の香りもしてとても
気持ちがいい。さっそく宿をめざして海岸線を歩くことに。
モンテロッソの鉄道駅というのは、村の中心から約1kmぐらい離れた
西の方にある。といっても中心から海岸線沿いは散歩道と
なっていて、沢山の人が散歩していた。しかし、駅に着いて
しばらくしてから雲行きが怪しくなり、小雨でも降りそうな
うっとおしい天気となってしまった。風もちょっときつくなって
きて、波が岸壁に激しくぶつかっており、まるで演歌のカラオケビデオ
の日本海の荒波の様になってきて、アセる私達。
せっかく直ぐにでも泳ぎたいと思っていたのに、それどころでは
ありません....。まあともかく宿へと急ぎました。

aranami ←モンテロッソの荒波

この宿もインターネットで調べて、電話で予約しておきました。
二人で約100ユーロ。ホテルは家族経営でアットホームな感じだし、
インテリアの趣味もよかったのですが、部屋がちょっと狭かった
です。部屋に入るとダブルベッドがドカーンとあって、それで一杯
という具合で...。家具などは、オーク材で結構素敵だったのですが、
陽当りもあまり良くなかったので、何だか息苦しい感じでした。残念。
まあ清潔感漂うので良しとして....。

しばらくして、再び町へ散歩へ行きました。駅から来た道を
逆戻りして。相変わらず天気はあまり良くなく、少し肌寒いぐらい。
この4日程で本当に泳げる日が来るのかしら?と不安になる二人...。
「そういえば来た道の途中にジェラーテリアがあったよね!」
ということで、早速初ジェラートを食べに....。それがかなり
美味しくて満足。やっぱりジェラートはイタリアに限る...と感動する
二人。土地が変われば味も違ってしまうのだろうか...。
ドイツではなかなか美味しいジェラートにお目にかかれないのが
悲しい。妙に甘ったるかったり、変にクリーミー過ぎたり...。
ドイツ人もアイスが大好きなので、沢山アイス屋があるし、イタリア人
経営の店も沢山あるのに、何かが違うのである。やはり気候のせい
なのかな?!

雨が又降りそうになってきたので、散歩を中止してホテルヘ戻って、
少し休憩。その後夕食を食べにレストラン探しに再び町へ。
しかし雨が結構沢山降ってきてしまった。何度も道を行ったり
来たりしたけれど、これだ!というレストランに巡り合わない。
仕方がないので、ちょっと路地に入った客が多そうなレストランに
した。しかしこれが残念ながらハズレとなってしまった...。
この地方の名物の手打ちパスタや、グリルされた魚を食べたり
したが、美味しい!と思える様な料理に出会えず仕舞だった。
しかしそれでも二人で55ユーロ。(7千円ちょっと)なかなかいい値段
だった....。

その後は増々雨足が強くなってきてしまったので、大人しくホテルに
戻り、明日の旅行の計画などを練ったりして、部屋でのんびりと
過ごしました。



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